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ユーラシアの地図を広げてみよう。“テュルク”と総称されるトルコ系の諸民族が中央
アジアを中心にシベリアから地中海東部のアナトリア半島にかけて存在している。
彼らの祖先は元もとモンゴル草原の北方に住んでいた遊牧民である。テュルク諸族は
古代から近世にかけ、その馬術を活かした軍事力で東は中国から西はヨーロッパ、南は
インドに至るまで勢力を伸ばし、各地で自分たちの国家を樹立した。
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中国の西のはずれに住むウイグル人たちもテュルク系の民族である。
彼らの祖先の一つトクズオグズ族は8〜9世紀にモンゴル高原を中心に大帝国を築
いた。しかし戦争に敗れて滅び、彼らの残党が今の地域に天山ウイグル王国を建
てた。以後、この地域一帯は住民のトルコ化が進み“東トルキスタン”と後に呼ばれ
るようになった。 |

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